2016年2月25日木曜日

原発の温排水が漁獲量を減少させる 16-2-2

週刊エコノミストの2016年2月2日号に、”川内原発「温排水が漁獲量を減少させる」浮き彫りになった再稼働の影響”と言う記事があった。
著作権に触れるかも知れないが、2ページ全部載せる。
詳しくは、掲載した写真を見てもらえば良いのだが、川内原発一つでこんなに漁業への影響があることにあらためて驚いた。泊原発が漁業に影響を及ぼしている事は聞いていたが、これほどはっきりと影響するとは・・・。
川内原発一つでこれだけの影響があるのだから、これから中国で原発建設が進み、そこからの排水が海流に乗って日本海に流れ込んできたら、いったいどれほどの影響になるのだろうか?
このブログを書き進めて行って、どこかで計算してみたいと考えている。




2016年2月11日木曜日

小頭症(microcephaly)の原因はジカ熱ではない?16-2-1

南米でジカ熱と言う蚊によって媒介される病気が流行っていて、それが新生児の小頭症発生につながっている危険性について報道されている。妊婦はブラジルに渡航を避けるべきだとか、いろいろ言われている。
しかし、そのような通説を覆す可能性のある説が出ている。

それによると;
ほとんどの病気の人
人々が住んでいる地域には、2014年に蚊の変異をもたらす薬剤が飲料水に導入されている事を政府(この場合Ministry)は見落としている。
The increase in this birth defect, in which the baby is born with an abnormally small head and often has brain damage, was quickly linked to the Zika virus by the Brazilian Ministry of Health. However, according to the Physicians in the Crop-Sprayed Towns, the Ministry failed to recognise that in the area where most sick people live, a chemical larvicide that produces malformations in mosquitoes was introduced into the drinking water supply in 2014. 

ジカ熱は、もともとそれほどひどい症状を起こす病気ではなく、人口の75%が感染しても出産の際の障害は起こらなかった。
They also noted that Zika has traditionally been held to be a relatively benign disease that has never before been associated with birth defects, even in areas where it infects 75% of the population.

蚊の幼虫駆除剤は出産障害の原因として最もあり得る(疑わしい)
Larvicide the most likely culprit in birth defects
ジカ熱は、もともとそれほどひどい症状を起こす病気ではなく、人口の75%が感染しても出産の際の障害は起こらなかった。
ブラジルの保健の専門家もピりプロキシフェンが最も疑わしいことに同意している。

Brazilian health experts agree Pyriproxyfen is chief suspect

全部を訳すわけにはいかないので、ポイントだけ上に書いたが、住友化学のピりプロキシフェンが小頭症の原因として最も疑わしい、と言う記事である。
蚊の駆除にピりプロキシフェンを使おうとしたのは分かるが、理解しがたいのは、それを水道水に入れたことである。ボウフラが水道水の中で成長するのだろうか?

元の記事は下記