2013年7月26日金曜日

二酸化炭素はそんなに悪者なのか その3 13-7-4

 ですます調はどうも文章が書きづらいので、今回から変えます。

 前の投稿では、日本近海での海水面の温度上昇を示した気象庁のデータを下記に紹介したが、

さらに他の地域、ヨーロッパ近海、北大西洋の海水面の温度上昇も調べてみた。

 見つかったのは”European Environment Agency”のサイト(下記)で、


その中の下記のURLにあった。



掲載されていた図は、コンパクトにまとめられていたので、下に引用する。


 北大西洋については、気象庁の下記サイトにも載っており、上の図と厳密には一致しないが、移動平均のとり方の違いであろう。


気象庁でも全球平均の平年差の推移の図が載っており、やはり上の図と異なっている。


ヨーロッパの方が移動平均をとる年数が長いのであろう。サイトの中に説明があったかも知れないが見つけられなかった。

 図で顕著に示されているのが、バルト海と北海の温度が1970年代前半から1982年頃まで急激に下がったあと今度は急激に上昇している点である。地中海もこれほど顕著ではないが、同様の経過が見て取れる。北大西洋は1950年代後半の高温期から一旦下がった後1970年頃から上昇し始め、1990年頃から上昇のペースがやや上がっている。黒海は、1940年頃と1960年代後半に大きな上昇が見られ、1990年頃からは地中海と似た推移をたどっている。

 1回に余り長く書くと息切れするので・・、<続く>



2013年7月17日水曜日

野田佳彦効果、挟み込みですが・・ 13-7-3

 参議院選挙では民主党の苦境が伝えられています。
 しかし、これは昨年末の衆議院選挙の時からつづいていた傾向ではないでしょうか。

 私の住んでいる岐阜県各務原市では、2月に市議会議員選挙があったのですが、そこで今までと明らかに流れの変わる情況が見られました。
 これまで労組系(民主系)の議席はほぼ指定席で、今回の選挙でも定数24のうち労組系4、公明2、共産2は指定席で、残り16をその他(保守系)で争う選挙だと事前に言われていました。
 結果は驚くなかれ、労組系4人のうち当選は一人、残り3人が落選と言う結果でした。
 これは私(達)にとってもまさにビックリでした。

 まさに野田佳彦効果だね、と話し合った記憶があります。

 しかし、その後の民主党の人々の発言・行動をメディアの報道で見る限り、衆院選の敗北から学んだ形跡は感じ取れません。

 脱原発よりも消費税増税を大切にした野田さんを党首にいただいた民主党が選挙で負けるのはある意味当然と思えるのですが、当の野田さんは今何を考えているのでしょうね。
 案外、自分は消費税増税で将来の日本の破綻を防いだ歴史に名を残す宰相であると、反芻しているのではないでしょうか・・?

 とjころで、東京選挙区の山本太郎さんの健闘が日経にさえも載せられています。
 がんばって当選して欲しいです。私は何も応援も出来ませんが。でも、ガンバレ!

2013年7月15日月曜日

二酸化炭素はそんなに悪者なのか その2 13-7-2

 二酸化炭素が地球温暖化の主因であるとする説に疑問を持ち始めたのは、福島の原発事故からです。
 直接のきっかけは、原発に依存せず再生可能エネルギーだけでどこまで電力を賄えるのか調べ始める中で、原発は発電効率が他の火力などに比べて相当劣り、エネルギーの2/3を海に(日本の場合)捨てていることを知った事です。
 それ以前は、二酸化炭素地球温暖化主犯説を素直に信じていました。ただその中でも、二酸化炭素の発生と同時に出た熱は何処へ行くのか、地球温暖化に全く影響していないのか、漠然と疑問は持っていました。この数十年間本当に温暖化しているのかどうかについてはいろいろな説がありますが、それについてはもう少し先で触れる予定です。)
 現在のIPCCが描くところの二酸化炭素温暖化主因説ではこの燃焼過程から排出された熱と地球温暖化との関係は語られていません。
 しかし海水面の温度は、2012年までのおよそ100年間で、世界全体での平均では+0.51℃、日本近海では+0.63℃~+1.72℃(平均で+1.08℃)上昇しています。

(気象庁のページより。)

日本の陸上での気温上昇を上回っている海域もあり、二酸化炭素が大気を暖め、その影響で海水面の温度も上昇したと考えるには無理があります。


<続く>

2013年7月8日月曜日

二酸化炭素はそんなに悪者なのか。13-7-1

 原発を推進する根拠として、二酸化炭素を排出せず地球を温暖化しないよい発電である、と言うことが言われていました。今も言われています。
 しかし、私はこの二酸化炭素地球温暖化主犯説に最近強い疑問を持っています。

 脱原発がなぜ温室効果ガスの問題から始まるのか不思議に思われるでしょうが、こういうアプローチもあって良いのではないかと考えています。

 今回はとに角第一歩、と言うことで次から少しづつ書いていきます。