2017年7月7日付日経朝刊の記事である。
SNSではこの失言自体を攻撃する論調もあるようだが、私は原子力規制委員会の委員長なりに原発が破壊された時にどれほどの被害が及ぶのか、その危機感を背景にした発言と受け止めた。
政府は「弾道ミサイル落下時の行動」等のアラートを乱発し、国民の目を真の危険性からそらそうとしているが、北朝鮮が本気で日本を攻撃する気なら先ず原発を狙う事は自明の事であり、これを指摘している人も多い。
今回の北朝鮮のミサイル発射で、政府は(メディアも)ICBMかどうかで大騒ぎしているが、北朝鮮はとっくに通常弾頭で日本の原発を攻撃する能力を持っているのである。
トランプの挑発政策の尻馬に乗って戦争の危機に自ら近付くのか、近隣諸国といかに平和な関係を築くべく努力するのか、進むべき道は見えていると思う。
私にとって、この田中委員長の”失言”(本当に失言だったのだろうか?)はあらためてこの国の安全保障政策の問題点を突き付けたのだと思う。
もし意図した発言だったとしたら、この人は凄い。
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