2020年11月2日月曜日

原発処理水の危機は目前にある。トリチウムだけでは無かった。2020-11 #1

グリーンピースから福島の原発処理水に関するメールを受け取った。
私は、これまで政府の発表を真に受けて処理水に関する問題はトリチウムが主であると思って来た。先のブログ(2020-09 #1)では他核種の残存にも触れながら、熱塩循環への押し込みを提案した。

しかし、グリーンピースの報告書を読むと事態はもっと深刻で切羽詰まっていることが分かる。

そこには日本政府と東電がトリチウム以外のさらに危険な核種が残存していることを承知の上で海洋に放出する積りであった事が指摘されている。人の命よりも経済性を重視する姿勢である。

しかも、10月末の決定は延期したが、11月中には決定したいと言っている。事態は切迫していると言わざるを得ない。

抄訳は以下のURLで読めるが、かなり長いので、事の深刻さを理解してもらえるよう何か所かのキャプチュアも載せた。(拡大して見る事も可能。)

是非一読の上、拡散して猛毒の海洋への放出に対する反対運動に協力していただきたい。

ピュロライト社の技術の採用を検討する事も強く求めていかねばならない。

ピュロライト社の技術でトリチウム以外の核種が除去出来れば、トリチウムまで除去しようとすると非常に高くなるので、そのあと陸上処理を選択するか熱塩循環への押し込みを選択するかは国民の判断である。

https://storage.googleapis.com/planet4-japan-stateless/2020/10/ba82306e-radioactivewater_jp_fin.pdf





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